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世界に名だたるロシア文学は、若者たちに生きていくための知恵と勇気を与えてきました。
NPO法人ヘラルドの会は日本の若者にもっとロシア文学を読んでもらいたいと考え、第2回ロシア文学読書感想文コンクールを開催いたします。
全国の中学生、高校生、大学生および23歳までの皆様のご応募をお待ちしています。

〈 課題作品 〉 
A)中学生の部:
レフ・トルストイ作『幼年時代』または『戦争と平和』 
    
B)高校生と大学生および23歳までの皆様ならどなたでもの部:
レフ・トルストイ作『戦争と平和』または『アンナ・カレーニナ』
 
*上記はいずれもトルストイの代表的作品で入手しやすいものですが、本コンクール企画室としては、出版された年代が新しく若い人にも読みやすいという点で『戦争と平和』については岩波文庫『戦争と平和』(新訳全6巻)、『アンナ・カレーニナ』については光文社古典新訳文庫(全4巻)を推薦。

*応募してみたいが、とくに『戦争と平和』は長大で読めるかどうか心配という声がコンクール企画室に寄せられています。もちろん、全部読むに越したことはありませんが、論文「没後百年 トルストイの思想と精神に学ぶ」で、「『アンナ・カレーニナ』はしっかりしたストーリーがあるので全編を読む必要がありますが、『戦争と平和』は、人生と同じく、さまざまな物語や思想が織り込まれていますから、部分部分を読むだけで構いません。トルストイ自身も「どこから読んでもいい」と言っています。」 とトルストイ研究者の藤沼貴は述べています。

*第一回ロシア文学読書感想文コンクール「私のトルストイ」の入賞作品については次のサイトでご覧ください。
http://heraldyokohama.blog.jp/archives/13310910.html

(NEWS №1)
2020年1月9日、藤沼貴著『トルストイの生涯』が“第三文明選書16”として出版されました。この著作は1993年にレグルス文庫として初版が出版されて以来、トルストイの評伝として定評を得てきましたが、今回、ハードカバー版と電子書籍版で復刊されました。トルストイの全体像について知りたい場合は、本書の一読をお勧めします。

(NEWS №2)
2020年1月15日に第162回芥川賞を受賞された古川真人さん(31歳)は、高校時代に『戦争と平和』を10数回も読まれて勉強されたそうです。このたび、次のようなエールをヘラルドの会にいただきました。「普遍的な人間の生を芸術に昇華した、ロシアの風土、社会、民衆のいっさいをその肩に背負うほどに、広大な視野をもつ小説家であると同時に、時代の先鋭的な思想家でもあったトルストイを、いま若い世代にコンクールに参加してもらう形で問う、というNPO活動をなされているとのことに、心よりの敬意を表します。」

(NEWS №3)
2020年12月26(土)に早稲田奉仕園スコットホールで行われる第2回ロシア文学読書感想文コンクール 「私のトルストイ」表彰式で、上記のいま話題の芥川賞受賞作家、古川真人さんがご講演くださることになりました。乞うご期待!

募集要項

募集内容

〈用紙と字数〉 
[原稿用紙の場合] 縦書きで400字詰め原稿用紙
   1)中学生の部5枚以内
   2)高校大学生を含む23歳までの部7枚以内

[パソコンの場合] A4サイズで20行×20字に設定し、縦書きで
   1)中学生の部5枚以内 
   2)高校大学生を含む23歳までの部7枚以内

いずれも表紙を付け、1)選択作品名 2)副題(無しでも可)3)氏名(ふりがな)4)性別 5)郵便番号 6)住所 7)連絡先電話番号 8)生年月日 9)正式学校名(ふりがな) 10)学年 11)担当教諭名と連絡先(学校単位で参加の場合)を記入。
※応募フォームの場合は、必要事項をフォームにご入力ください。


審査員(敬称略)
金沢美知子(審査員長:日本トルストイ協会副会長 東京大学名誉教授)
宮腰尊史(顧問:新潟放送 執行役員)
三浦正己(日本トルストイ協会事務局長・理事)
伊東一郎(早稲田大学名誉教授)
木村敦夫(日本トルストイ協会理事 文芸評論家)
阿部昇吉(スラヴァ書房代表)
鈴木芳子(翻訳家 ドイツ文学者)

締め切り

2020年9月11日

応募期間は2020年8月10日(月)~2020年9月11日(金)で、9月11日までの消印有効。

※応募フォームは8月10日以降、ご利用いただけます。

各部門入賞5編には、図書カード1万円分、賞状、その他の副賞を贈呈

特に優秀と認められた入賞者には、審査員特別賞(図書カード5万円)、コンクール企画室賞(図書カード3万円)、駐日ロシア大使館賞を授与。

発表

2020年10月末日までに本人あてにお知らせします。

表彰式は、2020年12月26日(土)に早稲田奉仕園スコットホールで行います。

注意事項

*首都圏以外に在住の入賞者が表彰式に参加される場合は、入賞者ご本人と、中高生の入賞者にお付き添いの成人計2人分の旅費を一名につき1万円を限度に主催者が負担します。
*コンクールに入賞された方全員を、12月26日(土)に行われる「表彰式と『トルストイの民話』朗読&コンサート」に、保護者や友人の方たちもご同伴でご招待します。
*入賞作品の著作権は主催者に譲渡されますが、本人の利用は妨げません。

応募先

(WEBから)
応募フォームからご応募ください。

(郵送の場合)
〒105-0011 東京都港区芝公園1-8-21-5F
公募ガイド社「ロシア文学読書感想文コンクール」係

WEB応募はこちら

お問い合わせ

(コンクール企画室)
herald.writingcontest@gmail.com

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